HACCPは認証に置いての義務付けはないけれども、認証を受けることで色々なメリットを期待することができます。ただ、導入することが前提条件になっていて、これが精いっぱいなどの場合は認証まで考える余裕がないのが現状といえましょう。実際に、HACCPの認証を得るためにはしっかりとした計画を立てることや実際に導入して悪い部分はその都度改善するなどのフローも重要なポイントになって来ますし、最終的に準備にかかる期間は半年程度が必要になることからも、最初はHACCPの考え方をマスターして自社やお店に合う仕組みを考えて、その都度改善を図りながら最適化させることが基本になるといっても良いでしょう。HACCP認証は、客観的な第三者機関の認証になるので審査に通過すると取引先からの高い信頼を得られるようになります。
企業の中にはパートナー企業も認証を得ていないと取引をしないなどのケースもあるといわれているわけですから、このような会社との取引契約を締結するためには欠かせない存在といっても過言ではありません。第三者機関は、細かい部分までしっかりチェックをしてその都度指摘をすることからも、今まで気が付かなった課題が明確になることも少なくありません。自社内だけでHACCPの考え方を取り入れた業務を行っていると、それが正論であり正しいと考えてしまうので本当に正しいものは良いとしても工夫次第で工数が削減できる方法があっても気が付かないケースがあります。このような盲点となるような部分も見えて来るメリットは、認証を受けなければ得られるものではありません。