湿度計のセンサーは取り扱いを間違えると損傷したり、最悪壊れて使えなくなってしまうので注意が必要です。損傷は精度の低下という形で影響があらわれますから、完全に破損しなくても実質的に使い物にならなくなる恐れがあります。電池で動くタイプの湿度計は、使用する電池の選択ミスや誤った使い方が、センサーを損傷させたり壊してしまう結果に繋がります。その為、使用前には必ずマニュアルに目を通すこと、定期的に電池の状態をチェックしたり必要に応じて交換することをおすすめします。
湿度計は設置環境や扱い方によってもセンサーに影響するので、極端な温度環境や衝撃、振動が発生する場所は避けるのが賢明です。湿度計が使える温度範囲はセンサーや本体の設計にもよりますが、人が過ごせる環境であれば大丈夫だといえます。流石に高温になる真夏の車内だったり、温風が直撃するストーブの近くなどは湿度計を傷めてしまうので注意です。逆に低温環境もセンサーにはあまりよくないので、冷凍庫に入れる場合は対応しているかどうか確認することが大事です。
使い方を誤って壊れてもそれはユーザーの責任ですし、メーカーは責任を負わないので注意することが大切です。衝撃は落下までいかなくても、卓上で倒すような衝撃も与えるべきではありませんし、振動も短時間なら許容できても長時間は避けるべきです。他にもホコリや塵が多い環境、ガスや油分が舞っている空間、揮発性の高い溶剤を使用するシーンも設置や使用を避けるのが正解となります。